2020年1月22日(水)に広島国際会議場ダリア会場にて講演会・新春技術発表会を開催しました。
講演会「構造設計へのAI利用可能性と使えるAI最前線」は、情報保護もあり割愛させて頂きます。
「東京製鐵からのご提案~電炉鋼材と持続可能な社会」と題して、東京製鐵株式会社様に発表をしていただきました。
国内のH形鋼の生産シェアがトップである電炉メーカーの取り組みとして、高炉と電炉の製鋼割合を変えていくことで製鋼によるCO2排出量を減らしていき、また貴重な資源であるスクラップの再利用など温室効果ガス削減へ積極的に取り組んでいるということを説明していただきました。
「RM耐震補強工法・eプレート工法・リダブル工法」と題して、株式会社コンステック様に発表をしていただきました。
既存建物の調査から耐震診断、耐震補強まで幅広い技術を有する株式会社コンステックより、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を用いた曲げ補強工法である「eプレート工法」、梁のせん断補強工法である「リダブル工法」、ユニットブロックを用いて増設耐震壁を構築する「RM耐震補強工法」についての説明をしていただきました。
パイルキャップ杭頭埋込のてこ抵抗を評価した既製杭杭頭接合構法「Lev-Pile構法」と題して、三谷セキサン株式会社様に発表をしていただきました。
「Lev-Pile構法」は、既製杭が高支持力になるにつれ、杭頭補強筋が収まらないことが多くなってきたことを受け、杭頭補強筋の過密配筋を解消するために杭頭の「てこ作用による曲げ抵抗」を考慮した設計を可能にしたものであり、構法の概要について説明をしていただきました。